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2025.08.19
Detail daily life of the architect
Rutsu Tanimura
美唄の野外彫刻美術館
前から一度行ってみたかった北海道のアルテピアッツァ美唄 彫刻美術館
炭鉱の町だった美唄出身の彫刻家安田侃 の野外美術館はかつてあった小学校の跡地や体育館などを利用している
安田侃の作品は シンプルの極みであるが、自然と対比するとその力強さが半端ない。
この作品は四角いスクエアーなフレームに入る球体 で 「真無」と題されている。
フレームを山の道においた この作品は タイトルは忘れたが 景色をフレーミングしながら
遠方にあるもう一つのフレームとつながり 無限を連窓する。
安田侃の作品はイタリアなどヨーロッパに沢山あるが、札幌のまちを歩いていると 思いがけず出会える。
北海道知事公館の庭にある作品は 「意心帰」という作品で 彼の代表する作品のひとつで複数存在する。
近寄りがたい、モニュメンタルな作品がある一方、この「意心帰」はすべすべした大理石の触感に温かみがあり
子どもたちが遊具のように登ったり滑ったりして親しんでいる。 わたしも思わず頬ずりをしたり、寄りかかったりしてみた。
早速、美術館で入手した彩草じん子著の「安田侃、魂の彫刻家」というを本を読んだ。
彼の生きざまや彫刻に対する真摯な想いを知り、もう一度美唄でじっくり対峙したいと思った・